裁判所の調停とはどのようなものか

a0001_008109調停とは、裁判所において当事者同士が第三者を交えて話し合いをすることにより、問題の解決を図る制度です。
裁判とは異なり、法律的な制約にとらわれることなく自由な話し合いができ、また裁判官と一般市民から選ばれた人物が複数名(弁護士、医師や大学教授などの各種専門家・有識者などが選任されます)が同席するので、法律にのっとった助言を得ながらも、実情に即した解決策を模索することができます。
一度の話し合いで合意に至らない場合には、複数回に渡り場を設けることが可能ですし、何らかの事情により当事者同士の直接の話し合いを避けたい場合には、相手と同席をせず裁判官らを通した交渉をすることもできます。
そして晴れて両者が合意に至った場合には、その内容は証書に記載され、これは裁判における確定判決と同等の効果を持つので、証書の内容に基づいて強制執行の申し立てをすることすら可能です。
また裁判に比べると手続きが簡単なので、弁護士などの専門家に依頼をしなくとも、自分で申し立てから終了まで対応でき、また必要になる手数料も安いので金銭的な負担が少ないところも大きな利点です。
手続きは非公開で行われ、同席者には守秘義務が課せられているので、秘密が漏れる心配もありません。家庭内の問題から医療、建築などの専門的な知識が必要となる問題まで、幅広く話し合いの場を設けてもらえるので、当事者同士での解決が難しい場合には、大変心強い制度と言えるでしょう。